今月の本 2

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)


七夕の伝説、7月7日が雨で川を渡れないときにカササギが橋をかけてくれる(=結局雨でも晴れでも二人は会える)物語だった記憶があるのですが、違ったっけ?

物語の構成は上映中の「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」に外郭が似てます。突然現れた女の子を好きになり、一緒の時間を過ごすが彼女には秘密があった...というところは。
しかしこちらにはカササギがいるので、話がこんがらがってますね(笑
人を好きになるとき、どこを好きになるのだろう? 顔?性格?過去? それがわからなくなる物語。


しかし小学生の頃のことを忘れていたことを恨まれるって、判定厳しくない?その頃転校なんてあったら、行き先を突き止めるのは難しいよ。親同士が繋がってればできるだろうけど。