今月の本 2

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ずっと読んでみようと思ってて、やっと読みました。
最後どうなるかはタイトル通り今更なこと、それを知っていてなお『こうなっていくのかー』と楽しめる懐の深さがありました。
最後の章までは『結果オーライでうまくいったけどホントにこうなるの?強引じゃない?』と思ったものの最後に逆転。こんな仕込みがあったなら他のケースにも対応する準備があったんだろうなー。必ずこの結末に収束するのだろうというリアリティー。これがずっと読み続けられる古典ってヤツだ。



人形のくだりには死んだことがはっきり書かれているのといないのがあるから、実は生きてる人がいるんでしょ。たぶんあの人が。
 ↓
あれ、死亡確認されちゃった。違ったのか…
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やっぱりこの人だったか!

一旦疑いから外したのが『そうでした』ってなるのは悔しい‼