してやられた。

千年ジュリエット

千年ジュリエット


ハルチカシリーズ4『千年ジュリエット』読了。
やられました。


以下反転。





はい、表題作「千年ジュリエット」の叙述トリックにすとんと嵌りました!


物語最初で既に4人だったとは。
自分の声がみんなに届かない、という独白が物理的な意味だったとは。
ほとんど読み飛ばしていた1ページ目が、重要なスタート地点であったとは。
2回目すぐに読み返してしまう。
してやられた。


仕掛けが暴かれるときの、"趣味の悪い覗き見"を連想させるカエラ姉さんの言葉。
その印象は間違いで、トモちゃんの願いがわかったときの寂寥感。
ほんとにしてやられた。


希望の繋がる終わり方。
よかった。



おすすめです。
(でも1作目から順に読まないと楽しみが薄いかも)