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「ゲリラ豪雨」はあまり好きじゃないんだ



「夕立」が好きなんだ。




夏は雨が降ってくれるほうがいい。
冠水してしまうような場合はそうも言っていられないであろうけれども。
うだるような暑さの日中からの急な雨。潤う土。
雨上がりに吹く涼しい風。夜の散歩。
一年のうちで一番歓迎している*1雨。
そんな今までの体験が夕立という言葉と結びついてる。

一方、ゲリラ豪雨という言葉には雨を迷惑がっているような雰囲気を感じている。ゲリラ豪雨が使われだして夕立という言葉が薄れてしまうのは寂しい。
夕方以外でも降るから? 昼でも突然の雨が降るのは昔からあることだし、何か表現方法があるのではないだろうか?

言葉の定義を、調べてみた。

夕立(ゆうだち)は、夏の午後から夕方にかけてよく見られる天気。激しいにわか雨を伴う。まれに夕立ちとも。
(中略)
気象学における夕立
時間帯では、正午を過ぎたころから日没後数時間までに発生するものを指す。これに対して、早朝に発生するにわか雨を「朝立」と呼ぶこともあるが、夏特有の現象というわけではなく、単純に早朝に発生するにわか雨のことを指しているだけで、あまり使用されない言葉である。

[ 夕立 - Wikipedia ]

夕立は夕方に限定されることではないらしい!
日が高くても暮れでも使っていいんだ。


ゲリラ豪雨のほうもついでに調べてみる。
ここ数年にできた言葉のような気がするけれども...

1970年代からの当初の定義では、気象観測網に捕らえにくい豪雨という難捕捉性・難予想性の意味合いが強かった。しかし現在では、大気が不安定な状態で関東平野の広い範囲で降った(レーダー・アメダス捕捉が容易な)散発的豪雨を、マスコミがゲリラ豪雨と報じるなど、当初の「難捕捉性・難予想性」から「難予想性・強降雨性」を念頭に置いた意味合いに変質しつつある。

[ ゲリラ豪雨 - Wikipedia ]

意外に言葉は古い。

"夕"ということばの印象から範囲を狭められた 夕立。
"ゲリラ"の意味が薄れ"豪雨"の意味が強くなっていく変遷。

ゲリラ豪雨をdisるつもりが、使われていくうちに言葉が変わる複雑な背景が感じられてなんとも言えない気分。


でも「夕立」が、好きなんだ。
これからも夕立を使い続けるよ。

*1:個人差があります