結局数学者は変人だってことにならないか、これ。
- 作者: 青柳碧人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 48回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
「浜村渚の計算ノート」1さつめ読了。
各話ラストの、渚ちゃんの犯人説得が面白い。
ただ、人死にすぎなのがちょっとね...
出てくる数学の定理、定義は中高で出てくるレベル。「あぁあったね」というもの。
数学って面白いよ!を伝えるためのチョイスと感じます。
作者殿も10代向けとして書いているそう。
そういう面からも日常の謎を扱うシリーズにしてもらいたかったかなぁ。
ゼロの悪魔(ゼロで割る矛盾)な話がお気に入り。
工学的には"∞"なので「はい、計算完了*1*2」となり歓迎だったりします。
プログラム的には"divided by zero error"で「あぁ、エラー処理書き足さなきゃ。めんどくさ」なもの。
実用上はさっさと片付けちゃえばいいけど、純粋数学の世界は大変なのね。