大企業は栄光を維持できるのか

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい


「僕は君たちに武器を配りたい」読中です。


本中で言及があるわけではありませんが読みながらふと気になったものをプロットしてみました。
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Apple社は儲かっているの? iPhoneを材料に損益分岐点をだしています。
結果、2011年の世界出荷台数9,300万台*1はメチャクチャ儲かっているものの、従業員を食わせていくには最低でも2,000万台は売らなきゃならん、という結果に。*2
そこそこ売れていたiPhone3GSで2400万台です。*3
収入の柱になったのはつい最近なんですね。*4
世界の2011年出荷台数は150,000万台、うちスマートフォンは47,000万台。*5
その1/5がiPhoneであることは驚きですが、これをAppleが維持できるのか興味深いところです。



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現在3章まで読み終えましたが 1章にて「コモディティ*6となるな」とあります。しかし革新的なものをヒットさせても、その波に乗り会社規模を大きくしすぎては凋落するのではと思ったため試しにApple社でプロットしてみたのでした。
予想より損益分岐点はグラフの左側に来ました。しかしiPhone5以降は2年で必ず買い換えさせるビジネスモデルにしなければならなそう。マイナスイメージの手法*7ではユーザーは離れるでしょうから常に技術革新のプレッシャーにさらされていそうです。


企業が栄光を維持するのはやはり難しいようです。うひゃあ。

*1:Wikipediaより

*2:この計算には人件費以外の開発費(開発ツールライセンス、試作機製作費用、安全規格認可費用など)は入っていません。それ含めたら3,000万台くらいが分岐点かも。

*3:Wikipediaより

*4:他にも利益のネタはありますが。

*5:携帯電話世界市場に関する調査結果2011/矢野経済研究所 より

*6:誰でもでき、価格以外の差別化が難しいこと

*7:必ず壊れる、とか