ハングリー精神はもう死語?、というおはなし

行ってきましたナノテク展。

の、隣でやっていたHVAC&R JAPANに寄ってみたときに思ったことが本エントリーです。

 

空調機器の展示会だったのですが

『省エネ・エコをユーザーが意識せず、楽に実現!』

をテーマとして取り組んでいるメーカーが多いようです。

 

Panasonicがシャワーの水量を自動調節(強弱をスイープして体感は変えずに水量減)とか、

三菱が冷暖房<->送風を体感温度センサー(気温センサーとどう違ったんだろう?)で自動切換えして節電とか、

etc...

 

それを見ながらこう思ったわけです。『そんなに甘やかしていいの?』

 

空調に限らず、日本が急成長していた時代は『生活を便利にしたい!』『あの人に楽させてあげたい!』が原動力でした。(よね?)

しかし現在はそんな成果の中での生活です。生活は昔に聞く話に比べ、凄く便利になりました。その反面、今の日本人に足りないといわれるハングリー精神(思うに"世の中を、自分の生活をこうしたい!という願望")は育たない土壌が既に出来上がっているのでしょう。

つまり、これからは他のところに理由を見出さなければなりません。

 

なんにしましょう。

 

モノでなく、これからも在り続けるもの。

やっぱり、「ヒト」がいいですよね。

あんな人になりたい! あの人と一緒に仕事したい!

それがこれからのモチベーションを維持するカギだと思います。

スポーツ選手にあこがれて、ノーベル賞受賞者にあこがれて、先生・先輩にあこがれて。

NEDOの研究にあこがれて。(<-これ私感)

 

『最近の若い者は!』と怒る前に、若者の憧れ対象となる大人を目指さなきゃいかん!と思ったのでした。

 

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蛇足:

省エネ・エコ = エ(省ネ+コ) => 省猫!