今月の本 2

雨のち晴れ、ところにより虹 (新潮文庫)

雨のち晴れ、ところにより虹 (新潮文庫)

舞台は湘南。地名のほか、登場するお店やエピソードも実在するもののようです。なんとなくあのあたりを歩いたときの雰囲気を思い出しながら。ひとつひとつは知らないけれど、なんとなく。


空回りが報われる物語たちにほんわか。
駆動がつながったとき世界が動き出すのだから、空回りってうまく名付けられたものね。止まっていたのなら何も動かなかったはず。

5話目だけちょっと毛色が違ったかな。ずっと穏やかで、エンディングの先、少年が大人になったときが読みたくなりました。