しなやかな世界がそこにあり、

サラの柔らかな香車

サラの柔らかな香車


「サラの柔らかな香車」読了。


読み初めで引き込まれてしまったことは昨日ちょこっと書いたのですが
そのままの雰囲気が最後まで続いていました。
物語全体に色鉛筆画のような風景が広がっています。


それだけに帯の『「才能とは何か?」と厳しく問う』という言葉には少し疑問。
"厳しく"、より"真摯に/優しく/柔らかく"という印象じゃないですか?
原初の気持ちで続けていけるコトが、その人にとって天性と呼べるものになるのかな。
天才 not equal 万能。